関連サイト

健康第一!健康になろうよ

Office Canは個人運営です。
Webサイトの構築、デザインは趣味で続けています。
アマチュアですが、いくつかご依頼を受けて公開サイトを作成したり、運営したりしています。
健康に関しては家族の健康について、そして現在は自分の年代となった熟年層の健康についていろいろ調べています。
記事はきちんと調べて書いておりますが、あくまで参考とし、詳しくは専門家にお聞き下さい。
その他、多趣味でなかなかまとまっていませんが公開できる範囲のものをお知らせしましょう。

高脂血症とは

高脂血症というのは、血液中の脂質であるコレステロールや中性脂肪(トリグリセリド)、リン脂質、脂肪酸などのが正常より多い状態をいい、 特にコレステロール、中性脂肪は動脈硬化の原因となる為、食餌療法などの治療が必要です。
コレステロールには、肝臓から組織にコレステロールを運ぶLDLと、組織からコレステロールを肝臓に戻すHDLがあります。 LDLはコレステロールを組織(動脈壁)に運び込み、HDLは組織(動脈壁)からコレステロールを運び出します。 俗に言う悪玉コレステロールがLDLコルステロール、善玉コレステロールがHDLコレステロールです。
HDLが減った状態も、高脂血症と同じように治療が必要です。
コルステロールと心臓病とは切っても切れない関係にあり、総コレステロールが220mg/dl以上の人は、 心臓の欠陥の動脈硬化が進みやすい状態となり、HDLコレステロールが40mg/dlを割ると心臓病の人が多くなります。 さらに中性脂肪が150mg/dl以上になると発病はもっと増加します。

高脂血症の原因は

遺伝的な体質や肥満、食べ過ぎ、運動不足、長期の飲酒などが、高脂血症の原因になります。 また、糖尿病のコントロールが悪かったり、肝臓病や甲状腺機能低下症も高脂血症につながることがあります。
意外に見落としがちなのが、更年期の高脂血症です。女性は更年期になるとコレステロール値があがりやすいので注意してください。
コレステロールの心配は、中高年になってから と思われがちですが、最近、子どもにも高脂血症が増えています。 日本人の子どもの血清脂質値は、年齢によってはアメリカの子どもを上回っているという報告もあります。
最大の原因は、食事。動物性脂肪の取り過ぎ、飽和脂肪酸の多いチョコレートやアイスクリームなどの食べ過ぎ、糖分たっぷりの清涼飲料水の飲みすぎ…などなど。 こうした食品をたくさんとっていると、子どもでも動脈硬化が進んでしまいます。

高脂血症を放っておくと

自覚症状がないからと高脂血症を放っておくと、動脈硬化が進み、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・大動脈瘤・眼底や肝臓の障害など、 さまざまな合併症が起こりやすくなります。中性脂肪が1000mg以上になると、急性膵炎になることもあります。皮膚、腱に黄色腫なども現れます。

脂肪の種類

脂肪は脂肪を構成している「脂肪酸」によって性質が分かれます。かつてコレステロールを下げるとブームになった 「リノール酸」は脂肪酸の一種でn-6系。n-6系はLDLコレステロールと共に、HDLコレステロールも下げてしまいます。

脂肪酸 多く含まれる食品 働きの特徴
多価不飽和脂肪酸 n-3系 血液を通りやすくする
n-6系 サラダ油 LDL・HDLコレステロールを共に下げる
酸化されやすく、動脈硬化を進行させる
一価不飽和脂肪酸 オリーブ油 LDLコレステロールを下げる
酸化されにくい
飽和脂肪酸 LDLコレステロールをあげ、動脈硬化をすすめる

高脂血症といわれたら

高脂血症といわれたら、次のようなポイントに注意して、食事を見直しましょう。 まず、食べ過ぎ、飲みす?ぎを改め、コレステロールの多い食品を控えめに! 肉より魚を食べ、食物繊維もタップりと。

  • エネルギーを適正に

1日にとる食事のエネルギー(カロリー)を適正にすることが大切です。高脂血症の人は、食べ過ぎていることが多いもの。肥満している人には特に効果的です。

標準体重×25〜30 Kcal
標準体重=身長(m)×身長(m)×22
  • 油料理は1日2品まで

  • 油を使った料理は1日に2品までとし、脂肪の取り過ぎを防ぎます。
  • 肉より魚がおすすめ

  • 脂肪には、肉に多い飽和脂肪酸と、魚に多い不飽和脂肪酸があります。 飽和脂肪酸はコレステロールを増やし、不飽和脂肪酸はコレステロール値を下げます。脂質(n-3系不飽和脂肪酸)の多い魚も十分に摂りたいものです。
  • コレステロールの多い食品に注意

  • 高脂血症の人は、1日のコレステロール量を300mg以下、1回の食事でとる量を140mg以下にしたいもの。 コレステロールの多い食品をチェックしておきます。特に鶏卵は控えたいもの。 食べる時も、1回にまるごと1個食べないようにします。魚、貝、エビ、イカのコレステロールはそれほど心配する必要はありません。
食品(100g中) コレステロール 飽和脂肪酸
霜降り牛肉 70mg 12.1g
うなぎ 240mg 5.5g
鶏卵 470mg 3.1g
皮付き鶏肉 95mg 3.9g
鶏肉レバー 370mg 0.7g
いくら 510mg 2.4g
  • 食物繊維は強い味方
食物繊維は胆汁酸とくっついて排泄される為、胆汁酸のもとになるコレステロールを減らしてくれます。 毎食2品は食物繊維の多い野菜やきのこ、海草、こんにゃく料理を食卓へのせましょう。1日20〜30gとると効果的です。
食品 食物繊維量
ライムギパン厚切り1枚(100g) 5.2g
枝豆塩茹で10さや(50g) 5.1g
おからの煎り煮小鉢1杯 4.9g
ひじきの煮付け小鉢1杯 4.3g
インゲンの煮豆小鉢1杯 3.9g
かぼちゃの煮物4切れ 3.8g
玄米ご飯茶碗1杯 3.7g
五目豆小鉢1杯 3.4g
納豆1パック小 3.4g
ブロッコリーのサラダ1さら(70g) 3.4g
金平ゴボウ小鉢1杯 3.4g
キウイフルーツ中1個 2.3g
おくらあかかあえ小鉢1杯 2.2g
サツマイモの甘煮小鉢1杯 1.7g
  • ビタミンE・C、カロチンを
  • ビタミンEやC、カロチンは、コレステロールの酸化を防ぎ、動脈硬化を進めにくくします。果物は1日1個。芋類、緑黄色野菜・種実類を十分にとりましょう。
  • アルコールやジュースにも注意
  • アルコール、菓子、ジュース、果物。これらの食品を摂りすぎると中性脂肪を高めます。
  • 禁煙にトライ
  • 喫煙は、HDLコレステロール(動脈硬化を抑えるコレステロール)を減らし、ビタミンCを破壊。動脈硬化を進めます。
  • 運動の習慣を
  • 適度な運動をしてください。運動はHDLコレステロールを増やす働きがあります。